胡蝶の夢

舞台俳優界隈。

認知からは地獄

今の推しを好きになってもう3年。やっと3年?降りそうになったこともあったけどなんだかんだ今も推してる。楽しいことも、幸せなことも、辛いことも、一通り経験してきたと思う。

 

推し始めて1年くらいは本当にただただ楽しかった。舞台でみる推しはかっこよくて、観に行けるだけで幸せだった。同担と推しについて語ることも大好きだった。初めてプレゼントした服を着てくれた時はめちゃくちゃ嬉しかったし、カーテンコールで推しと目が合った日は幸せすぎてずっとニヤニヤしてた。

 

顔覚えてくれたのかな?と感じるようになったのは推し始めて半年くらい。これが早いのか遅いのかは分からないけど、私にとってはとても嬉しいことだった。

でも、さすがに顔と名前の一致はしてないよな、と思ってた。

推し始めて1年くらい経った時の舞台は面会ができた。その時に「〇〇さん、いつもありがとう」と推しに言われた。この瞬間、認知されてたんだと確信できた。ここから私は変わってった。

 

 

誰よりも多く推しの現場に入りたくなった。

同担に負けられないって思った。

舞台に行くのは楽しさから義務感になった。

推しのファンサを受けるのは私だけがいいって思った。

同担と話すのも嫌になった。

推しのカノバレで死にたくなった。

…ただ、推しの特別なファンになりたかった。

 

 

認知されて、推しから名前を呼ばれるようになって、私は欲張りになった。好きになったばかりの頃はキラキラして見えた現場も今はそれだけではなく、黒い部分も視界に入るようになった。

 

それでも今も変わらず私は仮面を被り推しの現場に通ってる。同担とも繋がったまま、自分の気持ちを押し殺し、現場で会えば笑顔で会話する。

周りから見れば推し始めたばかりの時も、今も、きっと変わってないだろう。ただ自分の心の中が変わったんだ。

 

 

認知されることはとても嬉しくて幸せなこと。

ただピンク色で広がってた世界がじわじわと黒くなっただけだ。